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2007年 09月 13日
8月に入って実が大きくなりはじめたオニグルミの実も、今ではすっかり熟し、木に生っている数も目に付く所には今やほとんどありません。
働きもののエゾリスたちが、実が落ちる前に木の上の青い球果を運んでいってしまうからなのです。 オニグルミの実が生り始めると、木の下で待っていれば、冬に備えて食料の備蓄に余念の無いエゾリスたちに必ず会えるので、毎年ワクワクします。 秋は活動時間も長くなるので、せっせと働く姿を目にする機会も多くなります。 この木の下でカメラを構えて4日目、最初は私を警戒してか、6時間待つも正味5分程しか姿をあらわさなかったエゾリスたちも、すっかり私に気を許して、今日は5時間、時折インターバルを置きながらずーっと目の前で働いてくれました。 もう私なんか眼中に無し、って感じで一心不乱にひたすら実を運んでいます。 そろそろ帰ろうかな、と思うと「てってってってっ」と軽やかなステップで木の元に戻ってくるので、あまりのかわいさに中々帰れません。 観察していると、青い実が堅いうちはそのまま土の中に埋め、最近のように実が熟して茶色がかってくると皮をむいてから埋めているようです。 そんな折、ふいに風が吹き、ぼとぼとっと実が落ちてきて何と私の頭を直撃! エゾリスもビクッとなっていましたが、直撃したら危険だなぁ・・・。 そういえば、昔読んだ竹田津先生の本に「シマリスの頭に落下したドングリが直撃して失神しているのを見た」、とありましたっけ。 働くのも命がけ!? ←嬉しそうに実を手にするエゾリス君♂ 周りには、熟した実も落ちています。 この後、皮をはいで実をむき出しにしてから埋めに行きました。 面白いのは、リスが手にしてすぐにポイッと捨てる実があること。 後で中を割ってみると殻の中に中味が入っていません。 どうも、匂いでわかるようです。 かわいいだけでなく、賢いエゾリスたちなのです♪
by Aya-Kubota
| 2007-09-13 20:00
| 撮影記
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